自転車用ヘルメットの着用が努力義務化され、様々な製品が市場に出回っていますが、中には粗悪品も存在しています。
このため国は「努めてSGマークなどの安全性を示すマークの付いたものを使い、
あごひもを確実に締めるなど正しく着用しましょう」と、
しっかりとした性能と信頼性のある製品の着用を推奨しています。
SGマーク以外でも認証を受けている製品はありますが、
その製品は「自転車用ヘルメット」を対象とした認証を受けているのかをきちんと確認することが必要です。
欧州の認証制度であるCEマークのついている製品も出回っていますが、
自転車用ヘルメットを対象としたものはEN1078という基準に適合した製品です。
しかしながら、EN812適合品が「自転車用ヘルメット」として売られている事例が散見されます。
この基準は軽作業用の保護帽を対象としたものであって、
自転車用ヘルメットに求められる安全性能には遠く及びません。
つまり、EN812適合品は「自転車用ヘルメット」ではありません。
自転車用ヘルメットの規格には、
日本国内では「SG(製品安全協会)」や「JCF(日本自転車競技連盟)」が流通しているほか、
欧州の「CE EN1078」※、米国の「CPSC1203」などがあります。
自転車用ヘルメットを選ぶ際は、これらのマークをしっかり確認しましょう。
※CEマークの自転車用ヘルメットには「EN1078」の表記があります。
ネットで購入される方もいらっしゃると思いますが、
ヘルメットの交換時期が3~4年程と言われております。
製造年月日がヘルメット内部に記載されておりますが、
ネットで購入し、長期在庫品で数年経過した物も流通している現状です。
安心安全にスポーツバイク、自転車を楽しむ為のヘルメット選びをどうぞ。
秘境の郷ノセーフティ処 キッド